想いの重さ

ある日

結婚を決めたおふたりが幸せそうに結婚式場を訪れます。
そんなおふたりを見るのが私は大好きです。
なんだか幸せを分けていただいているかのような
とっても幸せな気持ちでいっぱいになります。

そしておふたりは約1年後の結婚式を予約して
嬉しそうな笑顔で帰っていかれます。

ここからが私達プランナーとお客様との物語の始まり。
一緒に悩んだり
一緒に笑ったり
ひとつひとつがとっても楽しいです。

お仕事をしながら結婚式の準備をするのは
大変な時もあると思います。
でも、それも全部振り返ってみると素敵な思い出になります。

新郎新婦様はよく「Happy Weddingノート」をつくって
色々なアイディアや打ち合わせ内容を書き込んだりしています。

結婚式の数年後、
お部屋の整理をしていて偶然そのノートを見つけたら
きっと懐かしく思い出すのだろうな、思います。

実は、私達プランナーにもあるんです。
新郎新婦様との軌跡を記したファイルが。

もう打ち合わせの始まっている新郎新婦さんにはおなじみですね。
いつも私たちが大切に抱えているファイル。

打ち合わせが始まったばかりの頃のファイルは
こんな感じです。

でも、打ち合わせもクライマックスに近づいてくると
ファイルはこんなにも厚く、重たくなります。

この厚みと重みが私達を複雑な気持ちにさせます。

もうすぐ結婚式本番！という緊張感。
そして、もうすぐ打ち合わせが終わってしまうという寂しさ。
約1年の軌跡がギュッと3時間に詰まった披露宴を最高のものにする！
という熱い想い。

新郎新婦様が結婚式前日、なかなか眠れないとき
私達プランナーも同じ気持ちでいます。

そして結婚式後にファイルを見たとき
やっぱり同じ気持ちでいます。

私達はいつでもおふたりと同じ気持ちで一緒に歩んでいきます。

それは結婚式が終わってからも変わりません。
ずっと宝物は宝物のままですね。

木村美華